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蛭子能収のうきうきギャンブラー人生

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蛭子能収プロフィールphoto

蛭子能収

1947年長崎生まれ。漫画家、俳優。看板店、ちりがみ交換、ダスキン配達などの職業を経て33歳で漫画家に。その後TVにも出演。現在「蛭子コレクション」全21冊のうち7冊発売中。ギャンブル(特に競艇)大好き。カレーライス、ラーメンなど大好き。魚介類や納豆は苦手。現在、タレント、俳優、漫画家、エッセイストと多ジャンルで活躍中。

Vol.30 マカオでブラックジャック


 マカオでTV番組のロケをするというので3泊4日で行くことになった。マカオだけで4日というのは考えられないので、香港とマカオに行くものだと思っていたら何とマカオだけで4日間ロケをするのだと。なんでもマカオは世界遺産が30ヶ所もあるという。ものすごく小さな国なのに世界遺産とカジノホテルが異常に多い国なのだ。

 私は夜3回カジノができると思うと嬉しくなった。しかしロケには世界遺産を巡るだけじゃない過酷な遊びが一つあった。
 “マカオタワー”という新しい名所にバンジージャンプがあり、それをやってくれというじゃないか。

「いや、それだけは許してください。もう67才なので怖くてとてもできません」
「それじゃバンジージャンプは他の人にやってもらうので、エビスさんはぜひスカイウォークをお願いします」

“スカイウォーク”? なんでもバンジーを飛ぶ高さの所にタワーをグルリと囲むように鉄のベランダみたいなのが施されている。飛ばなくていいから歩いてくれと。まァ、それくらいなら何とかできるかな?と承諾したものの実際に外へ出て歩くと怖い怖い。本当にへっぴり腰になった。

 夜はプライベートでカジノ場へ。プロデューサーやマネージャー、現地のガイドさん計4人で一つのテーブルへ座った。このブラックジャックのテーブルは最低賭け金が5000円。これは高すぎる! マネージャーは20000円しか持ってないので渋っていたが、せっかく来たカジノ場、4回連続負けたら無くなってしまう金額だが「やります!」。
 マカオのカジノの特徴は最低賭け金が高いところだ。ラスベガスや、オーストラリアといった国は誰でも楽しめるように賭け金が安くなっているのである。一方マカオは、まるで素人は遊ばなくていいよ、と言ってるようだ。

 プロデューサーが「ブラックジャックは得意」というので皆が乗った。 ブラックジャックは少し考える余地があり、他の種目より勝ちやすいとプロデューサーが言うのである。
 そのとおりになった。一回、二回、三回と続けて私達“子”が勝った。“親”はパンクした。
 マネージャーは4回続けて負けると持ち金が終わると心配していたが、たった10分くらいの間に持ち金がなんと2倍になった!
 私も、もちろん勝っている。ディーラー側は少し苦い顔をしてるような気がした。

 1時間遊んでいるうちに、私は少しずつ負け始め完全にやられていた。マイナス7万円…。 
しかし、マネージャーは強かった! なんとなんと差し引き15万円も勝っていた。
 
そしてプロューサーもガイドさんも勝っていた。負けたのは私だけ…。
 4人座って3人勝っているのだからディーラー側は完全に負け。やっぱりブラックジャックは客側に有利に運ぶよう…だ。

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