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蛭子能収のうきうきギャンブラー人生

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蛭子能収

1947年長崎生まれ。漫画家、俳優。看板店、ちりがみ交換、ダスキン配達などの職業を経て33歳で漫画家に。その後TVにも出演。現在「蛭子コレクション」全21冊のうち7冊発売中。ギャンブル(特に競艇)大好き。カレーライス、ラーメンなど大好き。魚介類や納豆は苦手。現在、タレント、俳優、漫画家、エッセイストと多ジャンルで活躍中。

Vol.31 平和島の賞金王のこと


 平和島で行われた賞金王決定戦。競艇好き人間は、この一年の最後に行われるこのビックレースを当てて一年の終わりを迎えたいと思っているのだ。その中でも特に最終日の12レースを絶対に当てたいと思っている。選手にしてもそうだろう。何と言ってもこの最終日12レースに1着になるとなんと賞金が1億円なのだから。

 ちなみに、このレースは一年間レースをして獲得した賞金額の多い選手から順に出場できる。その数、18名。この18名で6日間闘い、優勝したらなんと賞金が1億円というわけだ。
 18名のうち、この一年間で稼いだ額の最も多いのが菊地孝平。その金額が1億2200万円。2番手が太田和美で1億108万円。一年間走って1億円以上稼いだのは、たった2人の選手だけだった。そんなに難しい1億円をこのレースに1回勝てば獲得できるというのだから賞金としては破格な金額であるといえる。
 だからこのレースはお祭り騒ぎ。競艇ファンは盛り上がる。「できれば俺達も、このレースに賭けて1億円手にしたい」とか。まァ1億円とは行かなくても1千万円、いや百万円くらいは勝ちたいのだと言う。
 さて、その優勝戦に乗ってきたのは、この6名。

 1.白井英治 2.井口佳典 3.太田和美 4.菊地孝平 5.石野貴之 6.茅原悠紀

 常連だった松井繁がいない。瓜生正義、池田浩二もいなかった。場所が住之江から平和島に変わったせいもあるかもしれない。
 でも「1.白井」の予選レースぶりは光った。予選でのレースは4戦すべて1着。レースぶりも良く、白井の腕は上がっている、と思わせるものだった。
 1番人気はやはり白井。1号艇ならインが取りやすく皆と同じスタートを切れれば一番有利な位置におり、逃げて1着ということになる。
  私の考えも白井。予選のレース内容が素晴らしすぎて頭は白井と考え、白井から6点買った。しかしこれは本命舟券。もしかして穴になったら…。というわけで穴なら断然4コースのカドが取れる菊地孝平と考えた。それで菊地からも6点買うことにした。「4」の頭流しで2、3着を「1」「2」「6」。
 持ってきた予算の金をすべて使った。といっても1レースから11レースまで負け続けで残ってた金は10万円。この金をすべて12レースにぶち込んだ。負けたら一銭も無しだ。

 スタート! 白井はインから良いスタートを切ったが4コースの菊地がグイッと伸びる。頭は白井か菊地か。二人の頭を買っているので「よし! 当たった!!」と思った瞬間、なんと大外6号艇の茅原悠紀の艇が菊地を差した。そして2マークを1着でターン。「えーっ」と場内が沸いた。私は唖然。6の頭は買ってない。2、3着にはあるんだけど…。そして茅原の頭でゴール。なんと5万の大穴…。まさか新人の茅原が一着とは……。

 すごいな~、茅原

 
              
      


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