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蛭子能収のうきうきギャンブラー人生

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蛭子能収プロフィールphoto

蛭子能収

1947年長崎生まれ。漫画家、俳優。看板店、ちりがみ交換、ダスキン配達などの職業を経て33歳で漫画家に。その後TVにも出演。現在「蛭子コレクション」全21冊のうち7冊発売中。ギャンブル(特に競艇)大好き。カレーライス、ラーメンなど大好き。魚介類や納豆は苦手。現在、タレント、俳優、漫画家、エッセイストと多ジャンルで活躍中。

Vol.33 40年以上…


 異常なくらいに競艇で負けている。おっと今は競艇と言わずにボートレースと言ってるんだった。私もなるべく競艇と言わずにボートレースと言うように心掛けているんだが、やっぱりつい競艇と言ってしまうよ。もう47年も競艇をやり続けているのでなかなかボートレースって簡単に出てこない。ボート界ではボートレースをスポーツと考えて欲しいみたいなのだ。しかしギャンブルとして親しんできた私としてはいきなりスポーツと言われてもピンと来ないよ。昔は私、ギャンブル好きとしてSGクラスの競艇中継に呼ばれていたが、最近は元スポーツ選手ばっかりになっちゃった。この10年くらいさっぱり出演依頼は来ない。

 私は本当に競艇が大好きで20才の誕生日が過ぎて小遣いはほとんど競艇に使ってしまっているんだ。今も休みになると、競艇場へ行くのが楽しみでしょうがない。
 しかし本当に負けてばっかり。こんなに好きで何10年とやっているのに勝てないのか? 不思議でたまらない。基本的に舟券を買う基準はスタート展示を見て、展示航走を見て、「1」枠から「6」枠までの選手達の技量(勝ち負けのパーセンテージの資料が出走表に載っている)を考えるわけだが、私はこれを頭に入れつつ何点もの舟券を買っている、これが本当に当たらない。
 ほとんどは3連単という1着2着3着を当てる券を買うが、これが全部で120通りあるのだ。120通りの内の30点から40点買うわけだが当たらない。40点買っても残り80点あるのだから簡単には当たらないのであるが…。
 しかしこちらはきちんと予想しているのだ。モーターが良いのとか技量の良い選手とか、スタートが速い選手とか強いインコースの選手とか。
 この一年間振りかえって、勝って帰った日が一回あるかないかも思い出せないのだ。

 一生懸命考えて買っているのに全く当たらない。12レースやる中で2回ほど当たったとしても最終12レースが終わって計算すると負けているのだ。
 帰りは満員のバスの中で少し涙を出しながら「なぜ負けたか」考えるが、いつもこんな繰り返しである。

 実は明日は江戸川競艇場でイベントの仕事が入っている。これは仕事だが私の中では遊びと思っている。初日、2日目の3連単の出目を調べ、どんな数字が来ているか調べてみた。「1」「2」「5」「6」のボックスを買った場合、勝っているか負けているか。「2」「3」「5」、「2」「4」「5」のボックスを買った場合はどうか? おっ、「1」「6」「5」で5万円の配当が出てる。よし「1」「2」「5」「6」で行ってみるか…と考えてたら、すごく楽しくなってくる。
 つまりレース場に行く前は本当に楽しいんだよね。ワクワクするし、勝てる気がする。それが実際に行って帰りしなになると必ず負けてて「なんで?」と悲しみに打ちひしがれているのだ。これをもう40年以上続けている……

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