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蛭子能収のうきうきギャンブラー人生

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蛭子能収プロフィールphoto

蛭子能収

1947年長崎生まれ。漫画家、俳優。看板店、ちりがみ交換、ダスキン配達などの職業を経て33歳で漫画家に。その後TVにも出演。現在「蛭子コレクション」全21冊のうち7冊発売中。ギャンブル(特に競艇)大好き。カレーライス、ラーメンなど大好き。魚介類や納豆は苦手。現在、タレント、俳優、漫画家、エッセイストと多ジャンルで活躍中。

Vol.36 出目買い


 先日、イベントの仕事で丸亀ボートレース場へ行った。仕事の内容は、2回ステージに上がって司会者と競艇トーク、そしてレースの予想。1回20分くらい喋って終わる。
 他の余った時間はどうするか? ひたすら舟券を買い続ける。丸亀では他場の舟券も売っており、計4場分の舟券が買える。でもさすがに4場分買うのは難しい。

 競艇というのは、スタート展示や展示航走を見て、さらにインコースが誰で勝率の高い選手は誰とか、予想するのに時間がかかるのである。
 私は2場が限度と思っている。2場分だったら何とか一つ一つのレースを吟味して舟券を買えると思っているのだ。
 そうやって買っていたのだが、これも難しくなってきた。一般のお客が私のところへやってきてエビスさん当たってる?とか「今度のレース、何買うのよ?」とか喋りかけてくるのだ。いちいち返事してたら、キリがないがなんとか笑顔で応対しなければ…と思ってお客とも喋っていたら、いちいち予想を立て、舟券を買うのに間に合わなくなってしまう。

 そこで私の考えた、全国的にどこでも有効な必勝出目を買うことにした。この出目なら、いちいちレースごとに吟味して買う必要が無く、決められた数字を何枚もの舟券買い用紙に書くだけでOKなのだ。
 出目には本命用出目と穴を出目があり出走表を見て、5番6番にスタートが速そうな強い選手がいたら穴用、いなければ本命用の出目で買う。
 本命用の出目は、競艇がインの強いことを踏まえてイン重視の出目。
 「124」「134」のボックス買い。「234」のボックスを少額。「1」頭で「234」、2、3着の流し買い。これが本命用出目である。何点も買うので当たっても赤字になることがあるがすべて外れるよりマシだと思う。

 穴用は「1256」のボックス、「235」「245」のボックス買いである。競艇というのはイン逃げやセンターのマクリで決まることが多いが、この逃げやマクリを差した選手が1着を走った時に高配当が出るのだ。
 インの「1」が逃げた時に差すのが「2」である。あるいは4コースのカドがマクった時に差すのが5コースにいる「5」である。
 つまり「2」と「5」を組み合わせたのが穴用の出目なのだ。
 出走表を見て本命レースか穴レースかを推測して舟券を2場分買い続けた。

 途中、お客の一人が自慢げに「1点買いで当たったよ」と本命決着の舟券を私に見せに来たが、「良かったですね」と言うのみ。お客と話してたらキリなく喋らなければならなくなる。自分の舟券が買えなくなるのだ。
 客との距離を取り、舟券買いに集中する。

 結果なんと20万円勝ち! 本命用ボックスでは当ててもトントンが多かったが、穴用で当てたプラスがそのまま残ったって感じだ。この出目買い、いいかも……。

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