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蛭子能収のうきうきギャンブラー人生

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蛭子能収プロフィールphoto

蛭子能収

1947年長崎生まれ。漫画家、俳優。看板店、ちりがみ交換、ダスキン配達などの職業を経て33歳で漫画家に。その後TVにも出演。現在「蛭子コレクション」全21冊のうち7冊発売中。ギャンブル(特に競艇)大好き。カレーライス、ラーメンなど大好き。魚介類や納豆は苦手。現在、タレント、俳優、漫画家、エッセイストと多ジャンルで活躍中。

Vol.6 住之江のボートレース

 ボートレースファンが楽しみにしているのは、毎年12月19日から24日まで行われる賞金王決定戦である。大阪の住之江ボート場で行われるが、これを6日間いい席で見たいが為、特別席の年会員に入る人もいる。会費は30万円くらい。この6日間は仕事も休みを取り大阪のホテルに宿泊するわけだ。ざっと百万円くらいはポケットに入れて大阪入りするのだろう。
 私も一度はそんな大名のようなギャンブラー生活をしてみたいものだ。

 私は小さなギャンブラーなので、女房に許しをもらって優勝戦の24日だけは毎年行かせてもらっている。しかも大阪には行けないので東京にあるボート場で場外販売で買うのみだ。3千円の有料席に一人陣取り、大阪から中継されるTV画面を見ながら舟券を買うのだ。コーヒーは飲み放題なので、この席も快適といえば快適である。

 それで問題は舟券に勝たねば意味がないというわけで、住之江の必勝法はないかとアレコレ考えてみた。住之江はインコースが強くインを取りやすい1号艇の頭がヤケに多い。12レース中、7回から8回、あるいは10回くらい「1」の一着が来ている。「1」の頭から全部買うと20点。20点買うと7、8回は当るが配当が安いのでマイナスになってしまう。
 それで私は考えた。「1」の頭で買ってなおかつ配当もそこそこいいやつをと……。
 「1・2・5」「1・2・6」「1・4・5」「1・4・6」「1・5・2」「1・5・4」「1・5・6」「1・6・2」「1・6・4」「1・6・5」この10点はどうか。
 それで一日目からの成績を調べてみた。
 なんと結果はオーライ。一日目から五日目まで調べてみると全ての日でプラスなのだ。「1・6・2」で万券になることもあり、大きくは勝てなくても全ての日で、注ぎ込んだ資金の倍くらいは戻ってくる。一点千円買ったとして1レースで一万円使う。12レースやって12万円使うが、戻ってくる配当金はほとんど20万円以上。5日間これをやっていたら計50万以上の勝ちになっているのだ。やったぜ!! これはすごい必勝法だ。

 夢と希望に溢れた私は24日の朝、家を出た。今日は勝てる、久しぶりにボートレースで勝てるんだ、と舞い上がっていた。向かった平和島の特別観覧席。入場料3千円。
 1レースから、あの10点を買い始めた。1レース、「1・5・3」、これは外れた。2レース、「1・4・5」、ほら当たった。配当1750円だから7500円プラス。3レース、「1・2・3」外れ。4レース「3・4・6」外れ、5レース「1・2・4」外れ、6レース「1・2・3」外れ、7レース「1・2・5」当り、配当1400円で4000円プラス。8レース「4・1・5」外れ、9レース「1・4・3」外れ、10レース「1・2・3」外れ。やばい今日は何かしら外れが多いぞ。11レース「1・4・3」外れ。
 なんと今日はまだ2個しか当ってない。大きくマイナスしているではないか。そしてラスト12レース「4・1・2」でなんと外れ。


 私が取ったデータは行ってない5日間はプラス。行った一日だけがマイナスだった…。
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