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蛭子能収のうきうきギャンブラー人生

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蛭子能収プロフィールphoto

蛭子能収

1947年長崎生まれ。漫画家、俳優。看板店、ちりがみ交換、ダスキン配達などの職業を経て33歳で漫画家に。その後TVにも出演。現在「蛭子コレクション」全21冊のうち7冊発売中。ギャンブル(特に競艇)大好き。カレーライス、ラーメンなど大好き。魚介類や納豆は苦手。現在、タレント、俳優、漫画家、エッセイストと多ジャンルで活躍中。

Vol.63 平和島大好き


 私が今一番気に入っているギャンブル場は平和島の奥にある場外発売場である。ここは毎日行っても必ずボートレースの券を買うことができる。1階と2階に無料で入れ、舟券は毎日売っている。私は、もうすぐ70才。ずっと立っているのは辛いので1000円の席を取る。1000円の席に4枚くらいの出走表を持ち込み、座るのだ。10場ぐらいのレース場の舟券を売っているが、私が買うのは2場か3場。それ以上買うのは出目買いでもしなきゃ無理である。
 実際の私ときたら、かなり出目買いしているのであるが…。出目買いというのは選手一人ひとりの腕や強さを考えず、好きな番号などで決め打ち買いすることだ。
 私の出目買いの目は、何度も書いているが「1256」のボックスと「235」「245」のボックス。
 考えるのを止めた時や面倒くさい時に買う決まった出目なのだ。

 実はこの出目買いをするようになってから一つ一つのレースをよく考えて買うということが無くなってしまった。舟券を買う場合、展示航走とスタート展示を見て出走表にある最近の勝率などを考えて1着2着3着に来る選手を推理して買うべきなのである。最近の私はどうもそれをやってないような気がする。
 自分の考えた必勝出目とか、このレース場はインが強いから止めておこう、とか自分勝手に考えているから“勝ち”から遠のいているのかもしれない。

 競艇で遊ぶ時、舟券で当てたい時、まずは闘う6名の選手の資料をよく見ることである。スタートが速い選手なのか? インコースなら絶対に外さない選手なのか? マクリが得意か差しが得意か、見て考えるべきなのだ。
 その中で大事なのが、その時点で「オッズを見ないこと」だ。買おうと思っている出目が低い時、ついつい買うのを止めてしまうからだ。止めた後、本番レースで、その選手が一着に来ると
「やっぱり買っときゃ良かった」となりかねない。

 なんていろいろ言ってる私だが先日の土曜日、平和島の場外発売場へ行って大負けして帰ってきた…。
 行く前は元気一杯、「よ~し、今日は勝つぞー!」という気分で舟券を買い始めたが、何かズバッと当たらない。3場のレース場のうち、戸田ボート場だけは「1456」、他の2場は「1256」のボックス券を買ったのだが、この日はこの出目買いが本当にさっぱり来なかったのである。いったい何なのだろう。なぜ当たらないのか、勝てないのか、50年以上競艇場に通っているのに、本当に情けない…。
 ギャンブルというのは、勝ち負けの遊びで、配当は売り上げの中から開催者が何パーセントか利益を得てから我々に回ってくるものだから、ほとんどの人が負けるということはわかっているつもりだ。しかし、もう50年ボートレースで遊んでいても、まだ勝つまでには至らないかと思うと辛い……。

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