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蛭子能収のうきうきギャンブラー人生

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蛭子能収プロフィールphoto

蛭子能収

1947年長崎生まれ。漫画家、俳優。看板店、ちりがみ交換、ダスキン配達などの職業を経て33歳で漫画家に。その後TVにも出演。現在「蛭子コレクション」全21冊のうち7冊発売中。ギャンブル(特に競艇)大好き。カレーライス、ラーメンなど大好き。魚介類や納豆は苦手。現在、タレント、俳優、漫画家、エッセイストと多ジャンルで活躍中。

Vol.65 ボケ


 埼玉県の深谷市だったかな? ボートピア岡部という場外発売場があり、そこで「蛭子能収のボートレース教室」みたいなイベントがあり、ボートレースの魅力についてお客様の前で喋った。ちょうどその前日、テレビの連続ドラマにゲスト出演していた為、「エビ
スさん、昨日テレビを見たよ」という人がすごく多く、昨日テレビの放送があってよかったな~と思った。

 イベントの内容は、私が20才の時に初めてボートレースに行った時のことから喋り始めた。
 高校を卒業すると、18才で看板店で働いた。20才の誕生日を迎え、看板店が休みの日曜日に友達を誘い、3人で大村ボートレース場へ行った。みんな、初めてのボートレース観戦である。中でも一番わくわくしていたのは私で一番ギャンブル好きであったのだ。
 ここ初めてのボートレース場、大村ボートレース場はなんとボートレース発祥の地であった。
 ボートレースは私が今いる、この「大村」から全国に広まっていったのだ。そんなことを考えていると、本日ボートレースに来たことがなにかの運命みたいな気がした。いや~、私は今日運命の場所に来たんだ、と考えた。

 そして初めての舟券買い。レースで競争するのは、たった6人。他の競技に比べると少ない人数である。しかし、舟券の種類は多かった。6人のうち「1着を当てる舟券」「1着と2着を当てる舟券」「1着と2着をそれぞれ選手毎に当てる舟券」。わかりやすく当てやすいのは1着と2着を当てる連勝複式というやつだ。しかし、私はとにかく1着1人を当てる舟券を買うことにした。6人の内1人を選べばいい。今でこそ、6人のうち1着一人を当てる
なら、インコースを取る「1号艇」を買うべきだ、と誰もが思うだろう。しかし初めての競艇ではそんなことは全く知る由も無かったのである。

 と、こんな風なことを40分ぐらい喋ってイベントは終わった。その後「よし、今から舟券買いだ!」。
 ところが、ちょっと齢をとったせいもあり、最近忘れっぽくなっている。なんと同じ舟券を2回買いに行っているではないか。
 「あれ? 俺、バカだな~、さっき買った舟券をまた買いに行ってしまった。舟券がダブっちゃったよ」。
 こういうことが本当に多くなっている。気をつけているはずだが同じ失敗を繰り返してしまうのである。

 そしてレーススタート! なんと私の買った選手が来ている! しかも2回買いに行ってるので2枚持っているのだ。そしてそのままゴール!!
 払い戻しは割と穴配当でトータルで12万ほどになった。
 最近ボケてきて、それがいつもは悪い方に働くのだが、今日は良い方に動いてくれた。

 ボケてよかった…のか!?

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