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蛭子能収のうきうきギャンブラー人生

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蛭子能収プロフィールphoto

蛭子能収

1947年長崎生まれ。漫画家、俳優。看板店、ちりがみ交換、ダスキン配達などの職業を経て33歳で漫画家に。その後TVにも出演。現在「蛭子コレクション」全21冊のうち7冊発売中。ギャンブル(特に競艇)大好き。カレーライス、ラーメンなど大好き。魚介類や納豆は苦手。現在、タレント、俳優、漫画家、エッセイストと多ジャンルで活躍中。

Vol.68 軍資金で勝ち負けは決まる!?


 ポケットに10万円ぐらい入れて、ボートレース場に行くのが普通と思っている人(私)が今日は半額の5万円しかない、という場合、ちょっとドキドキする。
 本命はインから逃げる「1」だろうが、センターから一発ありそうな「4」の選手も消しがたい。10万円を持っていりゃ「1」の頭と「4」の頭で流し買いしても、お金はまだ大丈夫って感じなのだが、いつもより半額の5万円だけの場合、このレースで頭2人から流し買いすると残り3万から4万円ほどになり、あっという間に持ち金が無くなるような気がする。

 その結果「これは、まずい、最終レースまでお金が持たない」と反省し、金額を100円台に落として買うことになるのだ。
 これだと、お金が無くなる不安が先に来て、ドカーンと勝負ができない。
 この時、5000円くらいの負けで1日は終わったが、思うにこの勝負資金がいつもの半分しかない、ということですでに負けは見えている、といってもいいのかも。
 持ち金を減らさないように遊ぶってことは、そこに神経が集中してるのだから勝てる!!という思いが沸かないと思う。
「トントンで帰れればいい!!」という考えの人に勝ちまでは与えてくれるわけがない。
 ギャンブル場に行く時は、少し余裕を持って資金を持っていくことでなにかしら勝てるんではないかと思うのである。

 余裕のないギャンブルをしてる人は残念ながら悲惨というしかない。
 私の場合、お金の管理を女房がするようになって厳しくなった。10万円を女房に見せて「これが今日の勝負金」と言うと、女房はビックリした。女房には、どうせ負けて帰るくせに10万円も一日に使ってしまうなんて!!としか考えられないのだ。男は10万円を15万円、いや20万円、いやいやもしかすると100万円にまでになるかもしれないという夢を見るが、たまに勝っているんだったら、強気の言葉で「これくらいないと“ココ”という時、勝負ができないじゃないか!!」と言えるのだが、行く度に負けている実績がある為、強気になれない弱みがあるんだな~。

 まァ、お金があったらあったで大勝負して負ける可能性が確かに強いので口答えできないのであるが。
 ギャンブルで家のお金に手をつける以上、やはり日頃勝っているという証拠を見せてあげなければならない。
 これができないのが弱いところでもある。しかし軍資金があればあったで…う~む、ギャンブルとは本当にうまく行かない。
 私のマネージャーは最近、競馬の調子がよくて連日「エビスさん、今日も勝ちました。昼ごはんは僕のおごりでいいですよ」と言う。情けないが、「ありがとう。今オレは昼食代にも困ってるんだ、助かるよ」と言う私。ああ、ギャンブルは俺に向いてないのかな……、毎回言ってるが…………。

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